今回のテーマは。
” 歯科用レーザー”
についてお伝えします。
今回は、近年注目されている
半導体レーザーを使った歯科治療
について解説します。
従来の治療法と比較しながら、半導体レーザーの特長やメリット、安全性について詳しく見ていきましょう。
◎半導体レーザーとは?
半導体レーザー(ダイオードレーザー)は、光を使って組織を切開・蒸散・殺菌する歯科用医療機器です。
レーザー光の波長や出力を調整することで、虫歯・歯周病治療・根管治療・口内炎の治療など、さまざまな歯科治療に活用できます。
一般的に使用される波長は 810~980nm で、主に軟組織(歯ぐきなど)に作用します。
これにより、従来のメスやドリルを使用する治療と比べて、痛みが少なく、治癒も早くなるという利点があります。
◎半導体レーザーの主な用途とメリット
歯周病治療
歯周ポケット内の細菌を除去し、炎症を抑えるために使用されます。
✅ メリット
• 歯ぐきへの負担が少ない
• 痛みが少なく、麻酔が不要なこともある
• 歯周ポケットの奥まで殺菌できる
*Zhao et al. (2017) の研究では、半導体レーザーを使用した歯周病治療が 従来のスケーリング・ルートプレーニング(SRP)単独の治療よりも細菌の減少に有効 であり、副作用はほとんど認められなかったと報告されています。
*Romanos et al. (2014) の論文では、半導体レーザーは歯肉の損傷を最小限に抑えつつ、炎症を軽減する ことが示されています。
根管治療(歯の神経の治療)
感染した根管内を殺菌し、再発を防ぐためにレーザーを使用します。
✅ メリット
• 従来の薬剤洗浄よりも強力な殺菌効果
• 細菌の繁殖を防ぎ、再発リスクを低減
• 根管の内部まで到達し、治療の精度が向上
*Matsumoto et al. (2018) の研究では、半導体レーザーを用いた根管内消毒が、従来の薬剤洗浄よりも高い殺菌効果を持ち、治療後の合併症が少ないことが報告されています。
口内炎・粘膜疾患の治療
口内炎や義歯が当たる部分の炎症を軽減します。
✅ メリット
• 痛みを和らげ、治癒を早める
• 刺激が少なく、小さな子どもや高齢者にも適用可能
*Migliorati et al. (2020) の研究では、半導体レーザーによる口内炎治療が安全かつ効果的であり、疼痛の軽減に有効 であることが報告されています。
外科処置(歯ぐきの切開・歯肉整形)
メスを使わずに歯ぐきの切開や整形を行うことができます。
✅ メリット
• 出血が少なく、治癒が早い
• 術後の腫れや痛みを軽減
◎半導体レーザーの注意点
半導体レーザーは、適切な使用をすれば 安全性の高い治療法ですが、以下の点には注意が必要です。
✅注意点
熱によるダメージのリスク
• 高出力のレーザーを長時間照射すると 熱による組織のダメージが発生する可能性があります。
⇒適切な出力設定(低出力・断続照射)を守ることで、このリスクは最小限に抑えられます。
金属やセラミックへの影響
• 半導体レーザーは 軟組織(歯ぐき・粘膜)に作用するため、詰め物やインプラント部分には 照射しないように注意する必要があります。
*インプラント周囲炎には対応可能です。
施術後の一時的な知覚過敏
• 半導体レーザー治療後、一時的にしみる症状や違和感が出ることがありますが、通常は数日で改善します。
また、歯科医院によって レーザーの種類や設備の違いがありますので、治療を希望する場合は、事前に相談すると良いでしょう。
◎半導体レーザー治療が受けられる歯科医院の選び方
半導体レーザーを導入している歯科医院を選ぶ際のポイントを紹介します。
✅ 医院選びのチェックリスト
☑ レーザー治療の実績が豊富な歯科医院か
☑ 最新のレーザー機器を導入しているか
☑ 具体的な治療方針を説明してくれるか
☑ 痛みやリスクについて丁寧に説明してくれるか
最近では、青葉区藤が丘エリアでも半導体レーザーを導入している歯科医院が増えてきています。
興味のある方は、クリニックの公式サイトや口コミをチェックしてみるとよいでしょう。
◎まとめ
半導体レーザーで快適な歯科治療を!
半導体レーザーは、痛みが少なく、治癒が早い、優れた歯科治療法です。
特に、歯周病治療・根管治療・口内炎の治療などに効果的で、患者さんの負担を大幅に軽減します。
もし、歯科治療の痛みが不安な方や、できるだけ負担の少ない治療を受けたい方は、半導体レーザーを導入している歯科医院を選ぶのがおすすめです。
青葉区藤が丘周辺でレーザー治療が受けられる歯医者を探している方は、ぜひ歯科医院の情報をチェックしてみてください!
いつも最後まで見ていただきありがとうございます!
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