「歯がズキズキするのに、レントゲンでは異常なしと言われた…」
そんな経験はありませんか?
子育てや家事で忙しい中、「痛みの原因がわからない」のはとても不安ですよね。
実はその痛み、歯の神経=歯髄(しずい)が関係している可能性があります。
今回は、歯の神経の状態を調べる「歯髄電気診(しずいでんきしん)」について、わかりやすくご紹介します。
歯が痛いのに異常なし?実は「神経の炎症」が隠れているかも
歯が痛い時、まず疑われるのは虫歯や歯周病。
でも、レントゲンや視診だけでは見えない「神経の異常」が原因のこともあるのです。
⚠️特に以下のようなケースは要注意:
- 冷たいものがしみるけど、虫歯はないと言われた
- 痛みが断続的に続くけど、正常と言われた
- 神経は残っている歯なのにズキズキする
- レントゲン撮って問題ないと言われた
こうした症状がある場合、神経の炎症(歯髄炎)や壊死が始まっている可能性があります。
歯の神経はレントゲンでは映らない?見えない部分を調べる「歯髄電気診」
歯の神経の状態は、実はレントゲンでははっきりわからないことが多いです。
そこで活躍するのが「歯髄電気診」。
これは、歯に微弱な電流を流して、神経が反応するかを調べる検査です。

歯髄電気診ってどんな検査?
- 歯の表面に電極を当てて、弱い電気刺激を与えます
- 刺激に「ピリッ」と感じたら、神経は生きているサイン
- 反応がない場合、神経が壊死している可能性も
- 痛みはほとんどなく、数秒で終わる簡単な検査です
この検査によって、神経が健康かどうか/炎症を起こしているかどうかの目安がわかります。

歯髄電気診でわかること
- ✅ 神経が生きているかどうか
- ✅ 過敏になっている=炎症初期かどうか
- ✅ 神経が壊死しているかどうか
- ✅ 冷温診だけでは分からない神経の反応性
- ✅ 非歯原性歯痛(※)の可能性も考慮できる
※非歯原性歯痛とは、歯以外の原因(筋肉や神経など)によって感じる歯の痛みです 。
正確な診断が、無駄な治療を防ぐカギになる
「とりあえず神経を取る」という処置が必要な場合もありますが、神経がまだ助かる段階なのかどうかを知ることができれば、神経を残す選択肢も出てきます。
また、痛みの原因が神経ではない場合、歯を削ったり神経を取っても改善されないことも。
だからこそ、歯髄電気診のような客観的な診断法が大切なのです。
歯髄電気診のメリット・デメリット
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メリット |
デメリット |
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✔ 短時間で終わる(数秒) |
⚠ 金属冠などで正確な反応が得られないことがある |
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✔ 無痛または軽い刺激程度 |
⚠ 小児・高齢者では判定が難しい場合も |
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✔ 治療の判断材料になる |
⚠ 診断は総合的に行う必要あり |
よくある質問(FAQ)
Q1. 歯髄電気診は誰でも受けられますか?
はい、多くの方に適用可能ですが、金属冠がある歯や強い知覚過敏がある歯では測定しにくい場合があります。歯科医師が判断しますのでご安心ください。
Q2. 歯髄電気診は痛いですか?
基本的に痛みはほとんどなく、ピリッと軽い刺激を感じる程度です。苦痛を感じる検査ではありません。
Q3. 子どもや高齢者でも受けられますか?
はい、問題なく受けられます。ただし、年齢や歯の状態により反応の正確性に影響が出ることもあるため、他の検査と組み合わせることが一般的です。
Q4. 歯髄電気診だけで診断できますか?
歯髄電気診はあくまで補助的な検査です。冷温診や打診など、他の検査と組み合わせて総合的に診断します。
Q5. 保険適用されますか?
歯髄電気診は一般的な歯科診療の一部として行われることが多く、保険診療内で対応できるケースもあります。詳細は受診時にご確認ください。
Q5. この検査のみできますか?
この検査のみはできません。レントゲンなど様々な検査をして総合的に診断する必要があります。
まとめ|「異常なし」と言われた痛みの正体を、見える化する歯髄電気診
- レントゲンや見た目で異常がなくても、神経の異常はあり得ます
- 歯髄電気診は、安全かつ短時間で神経の状態をチェックできる検査です
- 神経を残す・取るなどの判断に役立ち、治療方針の精度を高めます
「なんとなく不安…」「痛みが続いている」
そんなときは、遠慮せず歯科医院に相談してください。
あなたの不安を見える形にする手段が、歯髄電気診なのです。
藤が丘スマイル歯科ご紹介
藤が丘スマイル歯科
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✍執筆者情報
金子賢哉(かねこ けんや)歯科医師
藤が丘スマイル歯科 院長
日本歯周病学会 会員
日本保存学会 会員
日本歯科大学 卒業
※本記事は歯科医師の監修のもと、最新の臨床研究と技術に基づいて執筆しています。