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いびき・睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群
について

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に無呼吸状態が繰り返される病気です。つまり、眠っている間に呼吸が止まっている状態のことをいいます。Sleep Apnea Syndromeの頭文字をとって、「SAS(サス)」とも言われます。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、発見が中々難しいのがこの病気の怖いところです。また、この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。

いびきは睡眠時無呼吸症候群の
サイン

いびきは、寝てる間に顎や舌や咽喉などの筋肉がゆるみ、後ろに落ちてくることにより、空気の通り道が狭くなって発生します。

睡眠時無呼吸症候群の
セルフチェック

  • いびき
  • 不眠
  • 夜間睡眠中に目が覚める(夜間の中途覚醒)
  • 起床時の頭痛
  • 日中の眠気
  • 集中力の低下など

睡眠時無呼吸症候群のリスク

睡眠が不足すると酸素が不足してしまいます。高血圧の他、不整脈などの循環器系の障害、呼吸器系の障害などの合併症を引き起こすこともあります。
命に係わる重篤な疾患の誘因になり得るため、早めの適切な治療が必要です。

治療方法

歯科医院ではマウスピースを使用します。 通常のマウスピースとは異なり、下顎を前方に突き出す(しゃくれるような状態)ように工夫した上下一体型の形となっています。これを使用することによって、顎が前になるため、物理的に気道が広がり、症状が改善できます。

治療回数(2~3回程度)

  1. マウスピース作製のための型取り
  2. マウスピース調整、お渡し出来上がったマウスピースを患者さんの症状に合わせて調整をします。
  3. 症状の確認数日使用してもらい、顎や睡眠状態などが特に問題ないのか確認します。

費用

保険が適応されます。患者さんの負担は7,000円~8,000円程度です。

注意点

保険で適当する場合には、医科からの紹介状が必要です。受診する医療機関がお分かりにならない場合は、症状を診させていただいた後に、医療機関をご紹介させていただくことも可能ですのでご相談下さい。

適応ができない方

  • 重度の睡眠時無呼吸症候群
  • 歯の本数が少ない
  • 睡眠時のマウスピースが気になり、睡眠の妨げになってしまう場合