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TCH(歯列接触癖)

今回のテーマは。

” TCH(歯列接触癖)”

についてお伝えします。

 

「最近、顎が疲れる…」その原因、TCHかもしれません。

仕事中やスマホを見ているとき、ふと気づくと上下の歯が接触していませんか?

その「無意識の歯の接触」、実は TCH(Tooth Contacting Habit/歯列接触癖) と呼ばれ、顎関節症の大きな原因のひとつとされています。

現代人に多く見られるTCHは、顎だけでなく、頭痛や肩こり、さらには歯のトラブルにも関係していることが分かってきました。

◎TCHってどんな癖?

TCHとは、本来は離れているべき上下の歯が、日常的に接触してしまう癖のこと。

歯は食事や会話などの機能時以外では、基本的に軽く離れているのが正常です。

しかし、TCHがあると、長時間にわたって筋肉が緊張状態となり、顎や歯、周囲の組織に負担をかけ続けてしまいます。

◎TCHが引き起こす症状とは?

TCHによって引き起こされる代表的な症状は以下の通りです。

  • 顎のだるさ、こわばり、痛み
  • 顎関節症(顎のクリック音、開口障害など)
  • 頭痛、肩こり、首の張り
  • 歯の痛み・知覚過敏・破折
  • 歯周病の悪化

実際、TCHが原因で「噛み合わせが悪いのでは」と誤解され、不要な治療に進んでしまうケースも少なくありません。

◎TCHはなぜ起こるの?

TCHの主な原因には、以下のようなものが考えられます。

  • デスクワーク中の集中・緊張
  • 長時間のスマホ・PC使用による姿勢の悪化
  • ストレスや不安
  • 噛み癖・姿勢癖

とくに「仕事中に顎に力が入る」「緊張すると食いしばる」といった無意識のクセが大きな要因となっています。

◎セルフチェックしてみましょう!

以下のような行動があれば、TCHがあるかもしれません。

✅ 30秒ほど上下の歯を軽くくっつけてみて、違和感や疲れを感じない(本来は違和感があるのが正常)

✅ 頬の内側に、歯列に沿った白い線(咬合線・咬合痕)がある

✅ 仕事中などに気づくと上下の歯が触れている

✅ 「歯を離して」と言われて初めて気づく

✅ 顎の筋肉がいつも張っているような感覚がある

✅ 朝起きると顎がこわばっている・だるい

 

これらのサインがいくつも当てはまる場合、TCHを疑うべき状態かもしれません。

◎今日からできるTCH対策

TCHはクセなので、意識してやめることが第一歩です。

次のような方法で改善を目指しましょう。

歯を離す意識づけ

「上下の歯は触れない」が基本。口を閉じた状態でも、歯は軽く離れているのが正常です。

ポストイット法

「歯を離す」「リラックス」などのメモをPCやスマホに貼り、定期的に意識づけしましょう。

姿勢改善

猫背やうつむき姿勢はTCHを助長します。椅子に深く座り、背筋を伸ばす習慣を。

ストレスケア

ストレスマネジメントもTCH対策には重要です。深呼吸や軽いストレッチなどを日常に取り入れましょう。

◎まとめ

TCHは気づかないうちに進行し、顎関節や歯、全身にまで影響を及ぼすこともあります。

「歯を離す」だけでも、症状が和らぐケースも多いため、まずはご自身の癖に気づくことが大切です。

当院では、TCHの評価や指導も含めた顎関節症の診断・治療を行っています。

顎の違和感や痛みを感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

いつも最後まで見ていただきありがとうございます!

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