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根管治療 歯を残す治療⑥

前回、根管治療の流れの                                 土台作りについてお伝えしました。

今回は被せ物

についてお伝えしていきます。

根管治療は、『歯を残す』ためには

とても大切な治療になります。

⇒詳しくはこちら(クリック)

 

では、さっそく根管治療の流れになります。

①ラバーダム防湿

②むし歯の除去

③隔壁

④根管治療

⑤根管充填

⑥土台作り

⑦被せ物

これらの一つ一つがとてもとても大切なので

一つ一つしっかりとお伝えします。

 

被せ物について

⑦被せ物

なぜ被せ物(補綴処置)が必要なのか?

神経を取った歯(=失活歯)は、もろく割れやすくなります。

根管治療後の歯は見た目が元通りでも、機能的には弱くなっているのです。

また、仮封やレジンだけでは、咬む力に耐えられず、割れたり再感染したりするリスクが高まります。

そのため、補綴処置としてクラウン(被せ物)を装着することが推奨されます。

ただ、補綴(クラウン)は何でもいいわけではありません。

 

被せ物の種類や精度は

根管治療の成功率と                                    深く関係します。

 

“根管治療で大切なのは”

根管内を無菌状態にして、新たに細菌が侵入しないようしっかり密封することです。

細菌の侵入を防ぐためには、歯とぴったり合う高精度のかぶせものが欠かせません。

仮に根管内の掃除や消毒が完璧でも、かぶせものが合わなかったり、劣化したりすると、再び細菌に感染するリスクがあります。

文献紹介

こちらは、とても有名な文献で

 

根管治療と被せ物治療の精度で

どのくらい成功率が変わるのか?

というものです。

根管治療ももちろん大切ですが、根管治療をどんなに綺麗に上手くやっても、被せ物が精度高くないと細菌感染をし、再発してしまうんです。

 

何が言いたいかと言うと。

被せ物がしっかりしてないと精密根管治療しても上手くいかないことがある

ってことなんです!!

根管治療後の補綴が重要な理由

  • 密封性が悪いと再感染しやすくなる
  • かみ合わせに耐えられないと歯が破折しやすくなる
  • 適切な補綴をしないと、せっかく治療した歯を失うリスクが上がる

つまり、いくら丁寧に根の中を掃除しても、上からの「封鎖」や「保護」が不十分だと、治療が台無しになってしまうのです。

補綴処置は“ただのフタ”じゃない

被せ物は単なる“フタ”ではなく、

  • 咬み合わせのバランスを保ち
  • 歯を割れから守り
  • 再感染を防ぐ

という複数の役割を担う、重要な処置です。

 

科学的にも実証されています

国内外の研究では、

  • 適切なクラウン補綴が行われた歯の方が、予後(長期的な成功率)が明らかに高い
  • クラウンを被せず仮封のままの歯は、数年以内に再治療や抜歯に至る可能性が高まる

といったデータが報告されています。

特にファイバーコア+ジルコニアクラウンのような処置を選んだ歯では、

審美性だけでなく、歯根破折や感染のリスクが低下することが示されています。

 

1つ1つの工程をちゃんとやらなければ

歯を守ることは出来ないし

歯を守るには時間も質も大切

歯を守るために確かな医療を受けましょう!

 

今回で、根管治療について6回に分けてお伝えしてきました。

このブログで

1人でも1本の歯でも”歯を守る”ことが

出来たらとても嬉しいです。

 

いつも最後まで見ていただきありがとうございます!

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